ORAちゃんの 三日ボウズ日記
(1996年12月に書いた本音の日記) '96 12/30 PM11:10 更新
おら、ORAじゃ。
最近、インターネットでサーフィンとやらをしていると、日記があるページが
多いのに気付いたのじゃ。
ORAは日記をまともにつけたことがないのじゃが、「真似っこ猿」という言葉が
あるように、まねは好きじゃ。
ちょうど明日から12月で、区切りとしてはまあまあなので、日記を付けるじゃ。
ORAは、今のパソコンの環境に不満ブーブーなので、日記も不満ブーブーの内容に
なりそうじゃ。不満の解決方を知っている人がいたら教えてほしいと思っているのじゃ。
何はともあれ、よろしくなのじゃ。
ORAは、X680x0が好きなのじゃ。
ORAが所有しているのはSUPERじゃが、なぜか手元にX68030もあるのじゃ。
68専門誌が去年まであったのじゃが、残念なことにお休みになったんで、情報が途絶えて
しまったのじゃ。悲しいのおぉぉ。
ところがじゃ。最近インターネットを始めるようになって驚いたのじゃ。
「やふぅ」で探すと、X680x0についての情報が沢山あるではないかぁ。
みんなX680x0でインターネットしているのかなあ???。
ORAは、不本意ながら「陰照」のマシンでインターネットをしているのじゃ。
近ごろは「陰照200MHz」のマシンなんかが出まわっているようじゃが、
ORAは10MHzのSUPERがとっても可愛いのじゃ。
最近、「WINDOWS」は、「DirectX」という小技を使って、スプライトを実現
しているようじゃが、ORAが試してみたところ、確かに「ちらつき」はないのじゃが、
X680x0のスプライトのような奇麗で滑らかな動きが出来ないのじゃ。
BG画面の真似事をすると、少し遅いマシンだとケイレンを起こすような動きをして、
しかも、全体的に見ても、「お目目に悪い」表示なのじゃ。
X680x0のソフトに慣れたORAには、我慢ならないのであった。
なんとかしておくれぇ。
(良い解決方法があったらORAに教えてね)
おぉ、今日で日記は三日めじゃ。
とりあえず、三日続いたので今日で日記をやめても誰からも文句は言われまい。
今日はプリンタのお話でもしようと思っているのじゃ。(悲しい話じゃ)
ORAは○プ○ンのインクジェットプリンタを使っているのじゃが、これがとっても
快適で嬉しくなるほどインクヘッドが詰まるのじゃあああぁぁ。
印刷していると、用紙の終わり近くになってからインクが詰まって、線が
入ったり辺りに飛び散ったりすることがよくあるのじゃ。
おまけにヘッドクリーニングを何度もすると、インクがすぐに無くなってしまうぅぅぅ。
本当に商売上手なプリンタなのじゃ。
しまいに黄色のヘッドが完全に詰まってしまったので、綿棒にアルコールをつけて
お掃除したのじゃがダメじゃった。
最後の手段は分解なのじゃ。うふふふ…。そのおかげで、ありがたく修理費に○万円かかってしまった
のじゃった。ぉろろ〜ん。
新しいプリンタが登場したが、恐くて手が出ないのじゃ。6色インクだと詰まる確率も
高そうじゃ。
誰か詰まらないインクジェットプリンタを教えてちょうだいなぁ〜。
もうじき、「ほりほりうめうめ」というゲームが完成するのじゃ。
実はもう完成だと思っていたのじゃが、とあるX68Kユーザーにテストプレイを
お願いしたところ、直すべきところが山ほど出たのじゃった。(バグじゃないよ)
平○京エイリ○ン・タイプのゲームなのじゃが、最近のゲーマーのウケはイマイチかも
しれんのぉ。
とにかく盛沢山のゲームなので、苦しみにして…いやいや、楽しみにしていて
ほしいのじゃ。
開発者のS氏にムチをプレゼントしなければ、年内に完成しないじゃろうなぁ。
(最近の若いもんは、○安○エ○リアンを知っておるのかのぉ)
Windows用のゲームがたくさん出ているようじゃ。
しかしじゃ、今まで見たところX680x0用を越えるようなアクション系の作品は
見たことがないのじゃ。(あったら教えてほしいのぅ。3D関係は除く)
ORAとしては、X680x0用のようなソフトを何とかWindows上
でも動かしたいのじゃ。今のように「ORAちゃんの親指ゲーム」程度では何だか
悲しいのぉ。(Visual Basicで作るのが悪いのかのぉ)
ということで、現在DirectDrawとDirectSoundをVisual Basicから使えるようにするDLLを
密かに作成中なのじゃ。
ところで、賢明な読者の皆様にお願いしたいのじゃが、Windowsで鳴るMIDIファイル
(〜.MID)を作成するのに、いいツールがあったら是非教えてほしいのじゃ。
(できればORAは貧乏なので、安いのね)
昨日の日記を見て、さっそくMIDIについて教えてくださった方々、ありがとう
ごじゃいますだぁ。
ORAは嬉しいのぉ。
この日記は夜11時過ぎに最新情報になるのであるぅ。理由は簡単、「テレホーダイ」の
時間じゃないとNTTを喜ばせるだけ損なのじゃ。
(月末のNTTからのお便りにビックリした)
「ホーダイ」は「砲台」なのかのぉ。時間帯制限があるうちは、本当の意味で「放題」じゃ
ないと思うのじゃが…。(「砲台」の訳もないか)
今日は、ORAのとこのX68Kについて書くのじゃ。
メインのマシンはX68000SUPER+外付80MBハードディスクで、
清く正しく10MHzで動作しておる。
メモリは6Mじゃ。他に古いイメージユニットがつながっているのじゃ。
X68030HDもあるのじゃが、ORAのじゃなくて勤め先の会社のものじゃ。
こちらも清く正しく25MHzで動作しておる。
シャープが新しいXを造らなかったのは悲しいことじゃ。熱心なユーザーが
大勢いるのにどうするつもりなのかのぉ〜。X68030の宣伝に出ていた「火の鳥」は
焼鳥にでもなったのかのぉ〜。味はタレでお願いしたいのぉ。
ところで皆様方は、今どんなコンピュータを求めているのじゃろうか。
現実的な路線で、ご意見よろしく頼みますじゃ。(すぅぱぁこんぴゅうたがほしいとかはだめね)
この日記も結構長く続いているのぉ。我ながら感心感心。
日記というのはその日に起きた出来事を書くものじゃが、夜11時過ぎに更新することを
考えると、日付を1日進めた方が、最新の情報であることが分かりやすいかもしれんのぉ。
(時々12時を過ぎてしまうこともあるしぃ)
という訳で、1日「いんくりめんと」するのじゃ。おほほほほ。
addq.b #1,ORA または inc ORA という訳だね。(ORA++ というのもあるか…)
という訳で、強引に日付を進めてしまった訳じゃ。
今日の話題は、ずばり「Windowsのばかぁ」じゃ。
このページを見ておられる方々の多くは、恐らくWindowsマシンをお持ちの はずじゃ。 ORAもインターネットはWindowsマシンでブイブイしているのじゃ。
ところで、ORAとメールで情報交換をしている
樋口氏の意見に
ORAは大きな共感を覚えているのであった。皆さんはいかがじゃろうか。
勝手ながら、ここにメールの内容を掲示するのであった。(樋口さんゴメンねぇ。確認とっていないのにぃ)
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ををを、この日記も縦に長くなってしまったのぉ。
3日ボウズ日記だったはずだったのじゃが、この日記を楽しみにしてくれる方がおられる
ようなので、もう少し続けるのじゃ。(少し嬉しいのぉ)
今日は、今ときめきの「マルチメィア」の「CD−ROM」についてなのじゃ。
ORAは市販のCD−ROMタイトルや、雑誌に付属しているCD−ROMにストレスを感じているのじゃ。
とにかく見ていて「疲れる」のじゃぁ。
例をあげると、画面に凝り過ぎていてクリックする場所が分からなかったり、画面転換の時に多用して
いる遅くてダルい特殊効果、小さくて見にくいビデオ、長ぁ〜い「間」、内容と合っていない音楽など、
とにかく「つ〜〜か〜〜れ〜〜る〜〜」のじゃ。
(ちなみにDELLの「屁ntium−200MHz」に8倍速CD-DOMドライブで見ているのじゃから、マシンのせいじゃないぞぉ)
演出過剰と間延びした演出が功を奏して、見た後には溜め息が出てしまう。「…ふぁぁぁぁぁぁ〜あ」。
もっとストレスがたまらないようには作れんのかのぅ。こんなのよく売っているのぅ。
DVD−ROMとかになったら、もっとストレスが増えそうじゃ。
そういえば、今まで「お〜ぅ。すごぃ」と感心するようなCD−ROMタイトルに会ったことがないのぉ。
皆さんは、どうであろうか。(お勧めのってあるぅ?)
最近、暗〜い話題が続いているので、少し反省(ウソ)。
今日はORAのところのインターネット環境について書くのじゃ。
はっきり言って、ORAは詳しいことはぜーんぜん分からないのじゃが。
(半角カナがダメだって気付いたのも最近だしねぇ)
ORAのとこは、「ダイヤルアップIP」とかいう接続でモデムが28800bpsなのじゃ。
そこそこ速いと思っているのじゃが、世の中には専用線やらISDNやらゴージャスな環境
があるそうじゃ。(専用線ってなんじゃ?)
んで、はやりのISDNがどのぐらい違いがあるかと思ったんで、NTTに置いてあったデモ機で
速度の違いを確かめようとしたのじゃ。
結果は、同じページを表示するんでも大した差がなかったのじゃ。(1.5倍速い程度かのぉ)
「サーバーの調子」や「回線の太さ」や「混み具合」によって大幅に変わるらしいので、
こんどまた試してみよっと。
NTTの人はISDNのパンフレットを沢山くれたのじゃが、どうしたらよいかのぅ。
そういえば、ここ数日間日付が間違っているという指摘があった。どうもすんませんじゃ。
(コピーした後、直すの忘れたのじゃった)
う〜ん、やっぱりWindowsでX680x0のようなゲームを作るのは難しいのぅ。
X680x0のスプライトとバックグラウンドの偉大さがよくわかるのじゃ。
今のところ「任意のクリッピング」&「自由な大きさの定義が可能」なスプライトルーチンは
完成したのじゃが、問題は全画面のスクロールなのじゃった。
X680x0のように2重スクロールをさせると、ORAが普段使っている「屁ntium 90MHz」では
動きが滑らかとは言えないのじゃ。(200MHzではへっちゃらだったが…)
まあ、640×480の256色を2画面分書き込むのじゃから、DirectDrawさんも大変なんじゃろうけどねぇ。
しかしぃ、先が思いやられるのぅ。高速のマシンでなくても動くソフトをつくりたいのじゃぁ。
だれか良い方法を教えてほしいのじゃぁ(…弱気なORA)
Z−MUSICの完成が間近のようじゃ。
ORAは今までZ−MUSICの書籍を買った事がなかったのじゃが(少し反省…)、バージョン3は
買おうと思っているのじゃ。
もの凄く多機能になっているようなので楽しみじゃ。
でも、ORAのX68000にはCD−ROMドライブが無いので、ちょっと面倒だのぅ。
ところで、Windows95用のゲームを作る予定なのじゃが、色々なマシンでテストして
もらえると助かるのじゃが、誰かいないかのぅ。
(樋口さん、まずはよろしくねっ)
DirectXのドライバが入っている方、他にお願いできないかのぅ。
X680x0用の新ソフト「ほりほりうめうめ」の完成が間近じゃ。
…と、12月3日にも書いたのじゃが、今度は本当じゃ。
樋口氏に指摘された10ヵ所の
改良点は、あと1ヵ所を残すのみとなったのじゃった。
今月の末には後悔…じゃなくて公開できると思うので、待っていて欲しいのじゃ。
最初のうちは、バグ退治によるバージョンアップなどもあるだろうから、
覚悟して遊んでほしいのぉ。(差分の準備も怠りないから安心じゃよ)
約500Kbyteになると思うので、これまた覚悟してダウンロードしませぅ。
(それでもNetscapeのダウンロードに比べりゃマシなサイズなのじゃ)
う〜ん。NTT・PCのサーバーが調子悪くて、ページにアクセスできない 場合が時々あるのじゃ。メールなどは大丈夫なのかのぅ。
今日は「ほりほりうめうめ」のデバッグをやったのじゃった。
大きなバグなどは無いようなので、予定通り公開できると思うのじゃ。
本当は「タケル」に登録する予定だったのじゃが、諸般の事情からダメになったの
じゃった。悲しいのぉ〜。
これからはインターネット上でソフトを流通させるしかないのぉ〜
パソコンのユーザーが急増しているようじゃが、プログラミングを「楽しむ」
人の割合はどのぐらいなのじゃろうかのぉ。
ORAは、プログラム作成はゲームで遊ぶよりも面白いと思っているのじゃ。
(もちろんゲームも面白いが)
「モノを創る」楽しみは、格別なものなのじゃ。
で、X680x0ではX−BASICとGNU−Cを使って
結構な作品が作れてしまう。(他にもHASやHLKもあるし)
2D関係なら、まだまだ他のパソコンには負けんのじゃ。(3Dでは負けるのが悔しいのぅ)
Windowsの世界では、VB(ビジュアルベーシック)が大流行なのじゃが、 イマイチ(イマニ、イマサン…)ゲーム作りには適していないようじゃ。 今後の改善を待つ。
CやDelphiからDirectXを使用しても、なかなか良いゲームを作るのは
難しいのであるが、最近アーケード・メーカーから出されているWindows95用の
ゲームを見ると、なかなか侮れないのじゃ。やはり職人は凄いのぅ。
ところで、快適に遊ぶためにはCPUのクロックがどのぐらい必要なんじゃろう。
(10MHzということはあるまい)
専用のグラフィックボードが必要なようなら、PSやSSを買ったほうがマシだと
思うのじゃが。ソフトも安いしのぉ。
『ORAのX68K物語』第一話
X680x0と言えば、発売当時から6万色のグラフィックを引っさげて登場し、
今までパソコンでお絵かきをしていた人たちにショックを与えたものじゃ。
当時のライバル機種はFM77AVだったっけのぅ。懐かしい。
そのころの「マイコン」誌の投稿作品を見ると、他機種との表現力の違いが段違いだった
ことがよく分かるのじゃ。(グラデーション乱用に走る者も続出したのぅ)
ORAもX68000が欲しかったのじゃが、なかなか買えなかったのじゃ。
(先立つものが…)
ず〜っと憧れながら待ちつづけたのじゃが、SUPERが出た時にとうとう購入した
のじゃった。
それまでは、ず〜っとX1を使っていたのじゃ。(X1は今でも好きじゃ)
SUPERにはサービスとして、「Vボール」と「ニュージーランド・ストーリー」が
付いてきたのじゃ。で、早速立ちあげてみると、…うぉー、凄い…の一言であった。
感動じゃった!!
こんな凄いソフトを、これからバリバリ作れるのかと思うと、夢が大きく膨らんだのじゃった。
(つづくのじゃ)
『ORAのX68K物語』第ニ話
付属のゲームで遊んだあとは、SX−WINDOWを起動したのじゃ。
当時はハードディスクなどという高級品は購入できなかったので、なかなか起動に
時間がかかったのじゃった。
WINDOWに触れたのは初めてだったので、何もかもが感動であった。
マウスでグリグリしながら、「何と進んだマシンなんだろう」と思い、
「買って良かったじゃ!」と、再び幸せを
噛み締めたのじゃった。
SX−WINDOWで遊んだあとは、プログラミングに挑戦なのじゃ。
憧れのX−BASICを起動し、「早く6万5千色で何か表示させたい」と、
かなり焦った覚えがあるのぅ。
ところが…
line(0,0)-(511,511),pset,65535
式の記述が誤っています
line(0,0,511,511,65535)
外部関数エラーです。現在のモードでは指定されたパレットコードは無効です
てな具合で、文法の違いのため前途多難なのであった。
マニュアルと「にらめっこ」して、とりあえず「まばゆい白線」が表示されたのじゃった。
『ORAのX68K物語』第三話
グラフィックは何とか表示できるようになったので、次はいよいよスプライトを
試そうと思ったのじゃ。
マニュアルはあまり見ないほうなので、最初のページにあったサンプルなどは
無視して、スプライト関連の命令を適当に実行しはじめたのじゃ。
ところが、sp_set(0,100,100,1,1) を実行しても何にも表示されなかったのじゃ。
今思えば当たり前で、sp_disp(1)を実行していなかったのじゃ。
しばらくしてからそれに気付いたので sp_disp(1) を実行すると、画面にドドッと
スプライトが表示されたのじゃった。
表示されたらしめたもの。ということで、同時に沢山のスプライトを動かす
プログラム(単純なやつじゃ)を作って、実行させたのじゃ。
よく覚えていないが、大体次のようなものじゃったのぉ。
10 for x=0 to 511 20 for c=1 to 30 30 sp_set(c,x,c*16,c,1) 40 next 50 next結果は、まともにパターンを定義していないスプライトが30個、画面を左から 右へと動くのじゃが、「非常〜に動きが遅かった」のじゃ〜っ。 おまけにウネウネと波うっちょる〜!
X−BASICではバリバリのゲームは作れないと直感した瞬間であった。
お知らせじゃ:背景の画像は見にくいので無くしたのじゃ。通信エラーじゃないぞぅ。
『ORAのX68K物語』第四話
X68Kには、X−BASICからCへコンバートしてコンパイルできる
環境があることは雑誌などで知っていたのじゃ。
それで、X−BASICが異常に遅くてもそんなに絶望はしなかったのじゃった。
でも、XCは全く使った事が無かったので不安があったのじゃ。(覚える事が
沢山ありそうで)
実際、色々と苦労したのでここに書こうと思ったのじゃが、
ちょうど樋口氏が
メールで面白い体験を送ってくれたので、ここに掲載するのじゃ。(手抜きじゃないぞ)
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・・・動かない。
マニュアルを読むと、CCってのを使ってまたコンパイルしなけ
ればならないそうだ。
よし「CC TEST.C」。
うわーっ、WARNING!も嵐。エラーじゃないからいいか・・・。という事で、
「TEST.O」というファイルができてるじゃないか、おーっし。
「TEST.O」リターン!・・・・・・・・動かない。再びマニュアルや
Oh!Xを読む・・・。
リンク?なになに、オブジェクトファイルを連結するのか。・・・フムフム。
でもファイルは一つだぞ、なにを連結するんだ?なに、一つでもやるのか。
それなら、LK TEST.O っと。
のわーっ、なんか見慣れた関数の名前がいっぱい出てきたぞ。
ライブラリもリンクしないといけないのか。しかしどれだろう・・・。
えーぃ、全部くっつけちゃえ!そんでもってリンク。
で、でけた、夢にまで見た「TEST.X」、そう「X」なのだ。
プロのゲームもこんなんだった。プロに近づいたようだ。そして起動。
「は、速い!」。あの波打っていたスプライトが「キーン」と一瞬で移動したで
はないか!
い、いける、世界一のRPGを作れる!
なんか「X68K物語」になってしまいましたね。それでは、また。
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『ORAのX68K物語』第五話
ORAの仕事は一応プログラマーなのであった。
といっても、自社で使用するプログラムを作っているだけなので、
ゲームのプログラムと違って凄いテクニックなどは必要ないのじゃ。
(寂しいのぅ)
で、X68Kユーザーとしては、職場のマシンもX68Kにしたいと
願うのは当然じゃ。
それで、SUPERを会社に持っていってその多機能を宣伝したので
あった。
当時は98のDOSが主流のご時世であるから、X68Kの凄さに
驚いた人が多かったのじゃ。
グラフィックとSX−WINDOW、ついでにゲームもご披露したのであった。
(ゲームのご披露は68ユーザーなら当然だのぅ)
さて、X68Kは会社に導入されるであろうか。
つづくのじゃ。
『ORAのX68K物語』第六話
さて、ORAの職場にX68Kを導入してもらうためには、X68Kの優位性を
アピールしなければならんのじゃ。
そのためには、他のマシンとの比較が一番なのじゃった。
グラフィックでの優位性をアピールするのも良いのであるが、会社組織の場合は
計算速度が重視されるのじゃ。(いくら画像が奇麗で音楽が鳴っても、業務に
よっては関係無いからのぅ)
で、どのマシンと比較するかであるが、ORAは無謀なことに、会社に君臨する
オフコンと勝負したのである。
オフコンは「★ECオフィスプロセッサSYSTEM3100」じゃった。
端末機が100台つなげる代物じゃ。
(本当につなぐ会社があるのじゃろうか…)
X68Kのプログラムはアセンブラで組み、それと同様の処理をオフコン側は
COBOLで組んだのじゃった。(ちょっと使用する言語がズルイのであるが、
オフコンのメイン言語がCOBOLだったからいいのじゃ)
プログラム内容は、膨大なループによる演算なのじゃ。
さて、結果はどう出るか!X68Kは勝てるのじゃろうか…。
つづくのじゃ
『ORAのX68K物語』第七話
さて、オフコンとX68Kの勝負であるが、さすがオフコン(?)で、
X68K(10MHz)のアセンブラのプログラムといい勝負なのであった。
オフコン側はCOBOLで、しかも5台ほどの端末での処理をこなしながら
だったのにである。
しかし、プログラムを工夫すれば、X68Kのほうが2〜3倍は早い処理の
プログラムを作成可能であることが分かったのじゃ。
で、次に浮動小数点演算をしたのである。(いやな予感はしたのじゃが)
その時はびっくりしたのじゃ。オフコン側は
何を考えているのか整数の時と実行時間がほとんど変わらなかったのである。
で、X68Kは……。浮動小数点演算は異様に遅かった…。何十倍もの差を
つけられてしまったのじゃった。
(コプロ無しだからねぇ。…いいのじゃ。
固定小数点に徹すればいいのじゃよ…)
さて、このX68Kが演算速度でも優勢であることの証拠 (…浮動小数点の事はナイショね)を上司に報告したのじゃった。 とにかく、事あるごとにX68Kは素晴らしいという事実を強調してまわったの じゃった。 (…うぅぅ涙ぐましいのぅ)
そして、機会はめぐって来たのじゃ。
つづくのじゃ
『ORAのX68K物語』第八話
残念なことに、X68KはExcelのような表計算ソフトに恵まれなかったの
じゃった。
(一応、表計算ソフトが存在してはいたが、存在していただけなのじゃ)
また、ワープロは本体に付属していたのじゃが、いきなり暴走したりするのと機能不足
(いらない機能は豊富)で使い物にならなかったのじゃった。
会社にたくさんあったのはN5200というマシンだったのじゃが、このような理由で
マシンを入れ替えてもらうことは不可能だったのじゃ。
それで、どうしたかというと、新たな企画としてあがっていた「定期券発行システム」
を受注する時、「X68Kじゃなきゃ嫌ぁ〜」とダダをこねたのじゃった。
もっとも、ただダダをこねたのではなく、当時のPCは「セグメントの呪い」の
ために大きなソフトを作るのが困難だったという理由があるのじゃ。
(不可能ではないが、苦労することは目に見えていたしのぅ)
嬉しいことに、前もって宣伝していたことも功を奏して、X68Kでプログラムを作成することに
なったのじゃった。
そして「定期券発行システム」のプログラムの完成が近づいた頃、会社にXVIが15台
やって来たのじゃった。
(その時は、本当に嬉しかったのぅ)
『ORAのX68K物語』第九話
その後も、プログラム開発はX68Kで受けることにしたので、会社内にX68Kの数が増えてきたのじゃ。
憧れの32ビット機、X68030もやってきたのじゃ。
ところがじゃ…。それ以降、新しいXシリーズが出なくなってしまったのじゃった。
そのころからWindowsマシンが主流となってしまい、ライバル(?)だったTOWNSも
危機に立たされたのじゃった。98専用ソフトも減り、マックもぱっとしない状況じゃ。
あきらめてWindowsマシンを買っても、1年もすると「遅い」マシンになり、2年もすると
「使えない」マシンになるのであった。(ローンで買った人は大変じゃ)
何と悲しいことだろうか…。
つづくのじゃ。
追伸:DirectX(WINDOWS95)のテストに参加して下さる方を募集しているのじゃ。連絡よろしく。
『ORAのX68K物語』第十話
ORAはX68Kで、ほとんどゲームを作らなかったのじゃ。何でもできる
凄いマシンだと思っていたので、そこで自己満足していたのじゃった。
X1用はたくさん作ったのじゃが、それは学生時代だったからであろう。
(ああ青春…。時間があったのぅ)
で、X68Kではゲーム自体はほとんど作らなかったのじゃが、ゲーム作りに役立つ関数は
たくさん作っていたのじゃった。(変なの…)
しかしその後、ソフト自販機「タケル」で無料登録してくれることを知った時、
X68Kで初めてまともなゲーム(?)を作ったのじゃった。
それが「おらおらぼーる」じゃ。(ゲームが単純な内容なので、ちょっと恥ずかしいのじゃが)
その後、ORAがパソコンを教えているS君にサンプルとして作ってあげたのが
「ORA SHOOT」じゃった。
せっかく作ったので両方ともORAのページからダウンロードできるようにしてあるのじゃ。
で、ORAがパソコンを教えていたS氏が作った根性の作品が、近日公開の「ほりほりうめうめ」なのじゃ。
「ほりほりうめうめ」の公開が遅れてコメンなのじゃ。今日、最終デバッグを行なうのであった。
『ORAのX68K物語』第十一話
X68Kは、今もORAのメインマシンじゃ。
ORAは仕事でイラストも描くのじゃが、いまだにX68Kで書いているのじゃった。
(大きく印刷されるものはダメじゃが…)
使用しているのは「マチエール」と「Z's STAFF」なのじゃが、それに自作のツールを
加えて快適な環境になっているのじゃった。
音楽もX68Kで作っているのじゃ。ビデオ編集器材もX68Kで強制制御じゃ。
このように、X68Kは手放すことのできない相棒なのじゃった。
ORAはX68Kに市販のゲームが無くなってもあまりガッカリはしなかったのじゃが、
だんだんと他の情報も減って来たのは残念じゃのぅ。(おぉえっくすぅ)
また、X68Kで作品を公開しても見てくれる人が減ってしまったのも寂しいのぅ。
今はどこを見てもWindowsだのぅ。
しかし、Xスピリットは存続するのじゃぁぁぁっ。
最近、ソフトだけでGS・GM音源の音が出るプログラムのお試し版を
入れてみたのじゃが、これがなかなか素晴らしいのじゃった。
SB16だとは思えない音じゃ。
内部では忙しくPCM8のようなことをやっているのじゃろうが、なかなか
凄いのじゃ。今までは食わず嫌いで使用していなかったことをちょっと反省。
近々、DirectXのサンプルをORAのページに登録するので、
Windowsマシンをお持ちの方(屁entiumじゃないとキツイかも)で、
DirectX対応のドライバが入っている方は試して頂きたいのじゃ。
内容は、樋口氏のRPG「WHITE FANTASIA」のキャラを
画面にたくさん(最高255個)出して、表示速度を調べるプログラムじゃ。
ジョイカードかキーボードで、ドラゴンの操作も可能じゃ。火も吐くのじゃ。
このプログラムの目的は、仮想スプライトを使用して多数のキャラを表示した
場合、どのぐらいまで実用的に動かせるかを調べることなのであった。
まあ、ベンチマークテストのようなものじゃが、マシンの種類によって
どのぐらいの表示が可能か限界を調べたいのじゃった。
X68Kのようなソフトを作ることが可能じゃろうか…。
ちょっとサイズが大きいのであるが、よかったら試してレポートを送って
下さると嬉しいのぉ。
今日、X68Kの新作の「ほりほりうめうめ」を公開したのじゃ。
一応デバックは済んでいるのであるが、出来立てのプログラムは予断は許されないのじゃった。
バグが発見された場合、差分ファイルを用意するので、すみやかに入れ替えて
ほしいのじゃ。
皆さんからのレポートをお願いするのじゃ。遊んだ感想もお願いなのじゃ。
しまった、「ほりほりうめうめ」はメモリーが3Mないと動かない!
…と気付いたのじゃが、12月27日PM7:00に更新したVer1.1からは
2Mで大丈夫なはずなのじゃ。(もし動作が変だったら連絡してほしいのぅ)
しかし、このゲームの作成には時間がかかったのじゃ。
理由は、プログラムが高度ということではなく、作者のS氏が病弱なためなのじゃった。
何度も風邪に倒れたのじゃ。
頑張って作ったS氏に、皆さんからのプレイレポートを送ってやってくださいなのじゃ。
「ほりほりうめうめ」はいかがだったじゃろうか。
皆さんは遊んでくださったじゃろうか。
まだ遊んでいない人は是非とも遊んでみてほしいのじゃ。でも、最近のゲームと
趣向が違うからのぅ。(一部の人にしか受けないかも知れんのぅ。悲しぃのぉ〜)
ORAのページのX68Kソフトは、10MHzのマシンを規準に作られているのじゃった。
(所有しているのがSUPERという事情もあるのじゃが)
X68Kはゲーム作りに適しているのは確かなのじゃが、手抜きで作るとすぐに
垂直表示期間(V-DISP)をオーバーしてしまうので、なかなか侮れないのじゃ。
でも、X68Kでゲームを作っていると、他のマシンで作るのが辛くなってしまうのぉ。
あぁ、Windowsマシンにはなぜ標準でスプライトとBG画面がないのじゃ〜。
(でも、あったら気持ち悪い…)
Yahooで色々検索していた時、ふと「サンワード」のページはあるのじゃろうかと
おもったのじゃった。
早速検索してみると、おぉあった!
「サンワード」といえば、「マチエール」と「MU−1GS」を販売している会社で
有名(まあ、特にX68Kユーザーじゃが)な会社なのじゃ。
ORAは「MU−1GS」が欲しいのじゃった。なぜなら、いまだに「MUSIC STUDIO」を
使っているからなのじゃ。
そういえば、他のX68Kにソフトを出していた他の会社は元気かのぅ。
インターネット上にページを出しているとすぐに分かるのじゃが。
こんど色々探してみるかのぅ。「ザイン」とか。(ウソ)
この日記も今日で最後の予定じゃ。
なんだか全体的にいいかげんな内容になってしまったのじゃが、まあ、好きなことを書けて
よかったのじゃ。
Xシリーズの最後の機種が出てから何年たったかのぅ。
もちろんX68kは使い続けていくのじゃが、Windowsの学習も必須な時代になって
いるのじゃ。
ORAのページはしばらく続けていくつもりじゃが、会社のサーバーのスペースなので、
いつ容量が足りなくなって消されるか分からない状態じゃぁ。(マジで)
いずれ、プログラムは別なプロバイダーのスペースに移動するので、
完全消滅だけは回避できる予定じゃ。
それでは、読者の皆さん、ご機嫌よう、さようならじゃぁぁぁぁっ。